木工の町として名高い岐阜県。県土面積の82%が森林で全国2位の森林県です。岐阜県東濃地方の東部地域(裏木曽)を中心に産出される檜の銘木、東濃檜などは特に有名です。
歴史と伝統を受け継ぐ
古くから「匠」の里として栄え、現在でも建築業に従事する人の割合が高いと言われる。この地域の檜は生育域の北限に近く、年輪幅が均一でほぼ真円。油分も豊富で艶もあり、とても香り高いという特徴があります。奈良時代以降、高い技能を持っていた匠たちは都に派遣され、藤原京や平城京、平安京の建築にも携わったと伝えられ、現在でも伊勢神宮の式年遷宮では外宮の御神木として使用されています。
千年前から現代まで 日本人の暮らしを支える檜
檜は加工が容易な上に緻密で狂いがなく、日本人好みの強い芳香を長期間にわたって発します。飛鳥時代(1,300年余前)に建立された法隆寺は世界最古の木造建築物として特に有名です。宮殿用の材料としても盛んに用いられ、最古の文献の一つである「日本書紀」では、「宮をつくるのに良い木」とされています。1,000年以上の時を超え、現代の暮らしに活かされる檜の魅力。そこには未来に続く可能性が感じられます。
日本の文化「入浴」を「最高級国産檜風呂で」
檜風呂にたっぷりのお湯を張り、ゆったりと身体を沈める。瞬く間に檜の芳香と暖かみが全身を包み、癒してくれる。檜風呂の効能として、第一にあげられるものがリフレッシュ・リラックス効果です。森の中を散歩しているかの様に癒され、自律神経が、脳から分泌されるα波によって安定します。檜の強い香りは緊張した心と身体を同時に和らげ、ご家庭での毎日の健康生活、快適生活の基本になるでしょう。